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Blender VSE でキルト動画を編集する

概要

Blender には Video Sequence Editor(VSE) と呼ばれる動画編集機能が標準搭載されています。 本記事では、VSE を使ってキルト連番画像を動画として読み込み、カット・速度変更・書き出しを行う方法を解説します。

キルト画像の連番をまとめて 1 本の動画ファイルにする作業は、LKG(Looking Glass)向けコンテンツ制作で頻繁に発生します。 Blender VSE を使えば、追加のソフトウェアなしで完結できます。

AI補完 --- なぜ Blender VSE を使うのか

  • 無料・オープンソース であり、商用ライセンスの心配がありません
  • 連番画像(0001.png, 0002.png ...)をネイティブにサポートしています
  • キルト画像の解像度がそのまま維持されるため、LKG デバイスへの出力品質が安定します
  • 3D モデリングからキルトレンダリング、動画編集まで Blender 1 つで完結できます

手順

1. Blender を起動してビデオ編集ワークスペースを開く

Blender を起動したら、スプラッシュ画面の 「Video Editing」 を選択してください。 新規ファイルが開き、動画編集用のレイアウトが自動で構成されます。

Blender 起動画面 - Video Editing を選択

画面は上下に分割されています。

エリア役割
上部(Preview)現在のフレームのプレビュー表示
下部(Sequencer)タイムラインとストリップの操作

この 2 つのエリアだけ覚えれば、基本的な編集が行えます。

VSE のレイアウト - Preview と Sequencer

2. 連番画像を読み込む

キルトレンダリングで出力された連番画像(例: 0001.png, 0002.png ...)を読み込みます。

  1. Sequencer エリアで Shift + A を押します
  2. メニューから 画像/シーケンス(Image/Sequence) を選択します
Shift+A メニュー - 画像/シーケンス
  1. ファイルブラウザが開くので、連番画像のフォルダに移動します
  2. A キー で画像をすべて選択します
連番画像を全選択
  1. 右下の 「Add Image Strip」 をクリックします

これだけで、連番画像が 1 本の動画クリップ(ストリップ)としてタイムラインに追加されます。

AI補完 --- フレームレートの設定

LKG デバイスで滑らかに再生するには、フレームレートの設定が重要です。 出力プロパティ(プリンタアイコン)の 「フレームレート」 を確認してください。

  • キルトアニメーションの元素材が 30fps で作成されている場合は 30fps を指定します
  • Looking Glass Studio での再生は通常 30fps が推奨されます
  • フレームレートが合っていないと、再生速度が意図と異なってしまいます

3. カット(分割と削除)

不要な部分を取り除くには、ストリップの分割と削除を使います。

手順:

  1. Space キー でタイムラインを再生し、カットしたい位置を見つけます
  2. 緑色の 再生ヘッド をカット位置に移動させます
  3. ストリップをクリックして選択します
  4. K キー を押すと、再生ヘッドの位置でストリップが分割されます
  5. 不要な部分を選択し、X キー で削除します
ストリップの分割操作

4. 再生速度を変更する

スローモーションや早送りを適用する場合は、Speed Control エフェクトを使用します。

  1. 速度を変更したいクリップを選択します
  2. Shift + A を押し、エフェクト → Speed Control を選択します
Speed Control エフェクトの追加
  1. N キー でサイドバーを開きます
  2. 「Multiply Speed」 の数値を変更します
効果
2.02 倍速(早送り)
1.0等速(変更なし)
0.50.5 倍速(スローモーション)
Speed Control の設定パネル

AI補完 --- 速度変更のユースケース

キルト動画では、以下のようなケースで速度調整が役立ちます。

  • 回転するオブジェクト: 回転速度が速すぎる場合に 0.5 倍速でスローに
  • 長時間アニメーション: 全体を 2 倍速にしてプレビュー時間を短縮
  • ループ素材の調整: 再生速度を微調整してシームレスなループに仕上げる

5. 書き出し(レンダリング)

編集が完了したら、動画ファイルとして書き出します。

  1. 画面右側の 出力プロパティ(プリンタアイコン) を開きます
  2. 以下の項目を設定します
設定項目推奨値
フレーム範囲タイムライン上のクリップに合わせて開始・終了を設定
解像度キルト画像の元解像度に合わせる
ファイルフォーマットFFmpeg Video
コンテナMPEG-4
コーデックH.264
保存先任意のフォルダパス
出力プロパティの設定
  1. Ctrl + F12 を押すとレンダリングが開始されます

レンダリングの進行状況はウィンドウ上部のステータスバーに表示されます。


ショートカット一覧

VSE で頻繁に使うショートカットをまとめます。

ショートカット操作内容
Space再生 / 停止
Shift + Aストリップ追加メニューを開く
A全選択(ファイルブラウザ内)
K再生ヘッド位置でストリップを分割
X選択中のストリップを削除
Nサイドバーの表示 / 非表示
Gストリップの移動
Ctrl + F12レンダリング(動画書き出し)開始
Escレンダリングの中断

出力設定の補足

AI補完 --- LKG デバイス向けの出力フォーマット推奨

LKG デバイスで表示するキルト動画は、以下の点に注意して出力してください。

解像度について:

  • キルト画像の元解像度をそのまま維持することが重要です
  • Looking Glass Go の場合: 4092 x 4092 程度のキルト解像度が一般的です
  • 解像度を下げると立体感の品質が低下します

ファイル命名規則: 出力後の動画ファイルは、以下の形式でリネームする必要があります。

{任意の名前}_qs{列数}x{行数}_a{アスペクト比}.mp4

例: my_animation_qs5x9_a0.56.mp4

この命名規則により、Looking Glass Studio がキルト情報を自動認識します。

AI補完 --- 代替手段: ffmpeg CLI による簡易変換

単純に連番画像を動画にまとめるだけであれば、コマンドラインの ffmpeg でも対応できます。

bash
ffmpeg -framerate 30 -i %04d.png -c:v libx264 -pix_fmt yuv420p output.mp4

ただし、Blender VSE を使う利点は以下の通りです。

  • カットや速度変更などの編集が GUI で行える
  • プレビューを見ながら調整できる
  • 複数のクリップを結合する場合に操作が直感的

簡易的な変換のみ → ffmpeg CLI がおすすめです。 編集作業が必要 → Blender VSE を使ってください。


まとめ

工程操作
起動Blender → Video Editing テンプレート
読み込みShift + A → 画像/シーケンス → 全選択 → Add Image Strip
カットK で分割、X で削除
速度変更Shift + A → エフェクト → Speed Control
書き出しFFmpeg Video 設定 → Ctrl + F12

Blender VSE はシンプルな操作でキルト連番画像を動画化できます。 LKG 向けコンテンツ制作のパイプラインに組み込むことで、追加コストなく動画編集が完結します。


Author: 村井 | Source: 村井/Blenderでキルト動画編集 246aba435ee7805eacf5d0664280c9f7.md

AI Enhanced: この記事は原文をもとに AI が補完・再構成しています(2026-03-06)